2017年05月12日
農業×ITを否定する
欧州にあるルクセンブルクという国は、ワインが有名だそうです。
ワインというと、フランスやイタリアなどをイメージするかもしれませんが、ルクセンブルクもかなり有名なようです。
ワインをつくる為にブドウが作られますが、IT先進国としても有名なルクセンブルクでは、農業とITの関係も先進的なイメージを持ちます。
日本では、イチゴの食べごろを見極めるロボットがあったりするそうなのですが、ルクセンブルクではもっと高度な利用・活用で先進的なのでしょうか?
実はそれほどでもないようで、作りたいワインによって適切な糖度が異なることから、何度も畑で味を確かめるのだそうです。
もちろん、何もITや機械を使っていないわけではなく、半分は機械、半分は自分たちの経験で見極めているようです。
収穫時期を知らせるセンサーやロボットがあれば、それらを活用するればいいのでは?という問いには、首を横に振り、ワイン、そして自分たちの個性が出せないのではないかといいます。
ただ、全てを否定するわけではなく、温度、湿度、天候を測るIT機器はあってもよいのではと思っているようで、経験則に基づいて見極めて収穫する人=アーティスト、という認識なのだそうです。
数あるワインも、単なる大量生産ではなく、"アーティスト"という表現を用いることから、他にはない、自分自身だけがユニークなものを作ったり、生み出したりすることが今の時代の印象的なイメージを受けます。
AIをはじめとしたIT分野は日々高度に、身近になっていますが、農業とITはまだまだ課題が多くあるようです。
「農業×IT」が必ずしもすべて良いというわけではないことをまずは認識することが重要なのかもしれません。
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