2023年07月07日
メガソーラーで台無しになる阿蘇山
阿蘇地域は国内最大級の草原地帯ですが、外輪山南側の山都町というところで、約119ヘクタール(福岡ペイペイドーム17個分)に広がるパネル約20万枚、それらに太陽光が照り返る状況となっています。
九州最大級のメガソーラーであり、2022年9月に稼働、出力約8万キロワット、九州電力川内原発1基の約1割程度の規模で、もともとは隣接する高森町の住民約30人が共同所有し、牛を放牧する「牧野」だったそうです。
参照記事
参照記事の写真を確認すればわかりますが、思った以上に景観にそぐわないパネルが敷き詰められていて残念だと感じました。
とはいえ、過去には農耕用として各戸が牛数頭を飼い、繁殖子牛を売った収入もあったようですが、農機具の機械化で徐々に飼育されなくなったり、草原を維持する野焼きも行われなくなったなど、要は維持、管理において経済的な困難をきたし、どうしても手放さざるをえなくなったという背景がうかがえます。
そのような状況、環境が整ってしまえば、このような結果になってしまうのもわからなくもないですが、どうにかできないのかと思うばかり。。。
Posted by てんこもりスタッフ at 17:00│Comments(0)
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