2017年08月07日
「AIで点検効率化」コンクリートのひび割れ等を80%の制度で
1960年代、70年代の、いわゆる高度成長期に建設・建造された多くのインフラが寿命を迎え、そろそろ修繕、修復の必要性があることは、時々ニュースで見聞きします。
生活するうえで欠かせない環境の安全性が脅かされてしまう前に、何とか手を打ってもらいたいものですが、財政・人材不足の問題で、なかなか難しいこともあるようですね。
さて、このたび新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、人工知能(AI)技術を使って、コンクリートのひび割れを検出するシステムを開発したと発表しました。
表面が汚れていても、幅0.2ミリ以上のひび割れを80%以上の精度で見つけるようです。高速道路や橋などの点検作業の効率化に期待ができそうですね。

調べたい場所をスマートフォンやデジタルカメラで撮影、画像をクラウド上のシステムに送って、AIがひび割れを検出し、ひび割れがある個所を記録するようです。
従来12%程度の検出率だったことから、80%以上の精度を実現したというのは、大きな飛躍ですね。
2018年末までに、点検事業者向けに無料提供して、有用性を検証するとのことです。
点検時間を10分の1にすることを目指しています。
インフラの老朽化、作業員の人手不足といった、ネガティブな事態が起こっていることを考えると、AI等の新しい技術を用いて解消・補填していくのは非常にいいことだと思います。
どの程度の結果になるのか、注目しておきたいですね。
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