2016年06月24日
不正は条件次第で起こる

セキュリティに関し、不正が起こってしまうメカニズムを確認します。
不正のトライアングル理論というのを、米国のとある犯罪学者が提唱しています。人が不正行為を行うに至るまで、次の3つの要素が揃ったときと考えられています。
機会
動機
正当化
まず、機会というのは、不正行為を行うことが簡単な状況をいいます。管理者に全ての権限を委ねて、チェックが働いていないといった状況があります。
次に動機ですが、不正行為を行う事情です。借金がある、給料が不当に低いといった状況です。
正当化は、お金を盗むのではなく"借りるだけ"、と自分に言い訳をしてしまいます。
機会・動機・正当化、この3つの不正のトライアングルが揃うと、不正行為が行われやすくなります。
では、不正のトライアングルを防げないかというと、そんなことはありません。状況的犯罪予防論というものがあり、次の5つの観点から、犯罪予防の為の状況を整理します。
1、物理的にやりにくい状況
2、やると見つかる状況
3、やっても割に合わない状況
4、その気にさせない状況
5、言い訳を許さない状況
これらがあると、些細なきっかけによる犯罪予防に貢献できるでしょう。
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