2018年02月22日
APT37 北朝鮮のハッカー集団
日本代表選手もたくさん活躍している冬期オリンピックも終盤に差し掛かっていますね。
最後の最後まで、思いっきりプレーしてもらいたいと思います。
さて、そんな世界規模のイベントが華やかに開催されている世界とは別に、ネットの世界では絶えず"ならず者"たちが暗躍しています。

北朝鮮のハッカー集団「APT37」が、主に韓国を標的としつつ、ベトナム、中東、そして日本にも活動範囲を広げて、未解決の脆弱性やマルウェアを使う手口を高度化させているそうです。
今月上旬、当時未解決だったAdobe社のFlashの脆弱性が悪用されていたことが判明しており、Adobe社は対応を迫られています。
具体的な活動分野として、化学、電子、製造、航空宇宙、自動車、ヘルスケア、日本においては、国連の対北朝鮮制裁、人権に関わる機関が標的にされたと報告されています。
セキュリティ企業のFireEyeの報告によると、情報を消去する破壊活動や検出のすり抜けなど、北朝鮮の利益に沿った標的が狙われていることから、APT37の活動は北朝鮮政府のために行われていると確信するに至ったとしているそうです。
オリンピックが平和の祭典であっても、国境がボーダレスなネットの世界では、相変わらずのいたちごっこが繰り広げられています。
目に見えない脅威は、目に見えなくとも消えることはないですね。
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